養生について

養生について

養生はまず生活のリズムを重視します。生活のリズムを正しくし、運動を欠かさず、バランスの取れた食事と常に楽しい気持ちを持つこと、これらはすべて健康の助けとなります。

食補の概念

中国人は、食べ物による養生(食補)を非常に重視しています。特に冬は栄養を補う重要な時期です。しかし、食補と同時に、薬材の選択の他、食材や副材の調理方法も大切です。また、飲食のバランスや各種栄養のバランスも健康にとって大切となります。

四季ごとの食補

春は徐々に暖かくなり、万物が蘇生する時期です。穏やかな雨が湿気をもたらし、風邪を引きやすくなります。この時期は補気の漢方が適しています。例えば粉光参や蜂王乳、紅棗、四君子湯、補中益気湯等です。

夏は暑気が入りこみますので、清涼飲料を飲むことで元気を補い、暑熱を払い、水分を補充できます。また、過度の疲労も避けるべきです。緑豆や、意仁、菊花、金銀花、淮山、枸杞等を食べると良いでしょう。また、生脈飲や四神湯等も効果があります

秋は天気の変化が激しく、朝晩は涼しく、湿度がやや低いです。これらは気管に対する影響がでやすいため、病原菌が身体に入らないように気をつけましょう。晋耆、紅棗、枸杞を煮て飲んだり、人参茶や四珍膠で煮た鶏スープなども良いでしょう。

冬は寒気団の来襲により気温が下がります。手足が冷え、風邪を引きやすくなります。冬に食べ物で栄養を補うのは伝統的な保健方法です。できるだけ温性か熱性の食品を取り、身体の耐寒能力を付けておきましょう。生姜と鴨のスープや、冬虫夏草と人参片を入れたサムゲタン等の薬膳料理が効果あります。

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