食材の選び方
異なる薬材によって、選び方のコツも違います。
大きさ
いくつかの薬材は生育環境などが原因で、大きいほど希少となり、値段も高くなります。例えばツバメの巣、冬虫夏草、人参などですが、かといって全ての薬材が大きければ大きいほど良いというわけでもありません。
油光(テカリ)
いくつかの薬材は、油ぎったようなテカリがあります。これは充分な栄養分があることを示しています。清華油桂や雪蛤、当帰、黄耆等がそうです。ただし、全ての薬材がすべてテカリがあるとは限りません。ツバメの巣や鹿茸、紅花などはテカリはありません。
質
多くの薬材は、もし質がきめ細かければ、成長速度が順調であり、過度に肥料をやったりしていないと言えます。人参や鹿茸、当帰、黄耆、紅棗等がこれにあたります。但し、薬材によってはきめ細かくないものもあります。例えばツバメの巣や肉桂などがそうです。
重さ
大部分の薬材は、持った感じが軽ければ品質が良いです。冬虫夏草やツバメの巣、野泡参、雪蛤、紅花などがそうです。但し、人参や当帰のように、持った感じがずっしりした物のほうが良いものもあります。
色
人参や鹿茸のような、いくつかの薬材は色が均一で鮮やかなほど品質が良いです。但し、ツバメの巣や紅花、枸杞などは、色があまりに均一で鮮やかなものは逆に人工的に色が加えられている可能性があります。
乾燥度
大部分の薬材は乾燥度が高いほど品質が良いです。例えば冬虫夏草、鹿茸、雪蛤、珠貝等です。但し、中には乾燥度の高さがそれほど必要でないものもあります。例えば当帰や枸杞、紅棗等です。